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クメール舞踊の世界へようこそ- 小野田めぐみ幼稚園で開催-

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9月21日、小野田めぐみ幼稚園にて、カンボジアの伝統的な踊り「クメール舞踊」を楽しむイベントを開催しました。このイベントは、踊りを体験する時間と、鑑賞する時間の2本立て。踊り体験の時間には、小野田めぐみ幼稚園に通うこどもたちが踊りを体験しました。 教えてもらった踊りは、手の動きで生命の循環を表現しています。芽が出て、新芽開き、葉が成長し、花が咲き、実がなり、実が大きくなり、最後には枯れ、土に還り、また芽を出す。動きの意味を教えてもらうことで、鑑賞するだけではわからない背景を知ることができました!こどもたちはドキドキ緊張しながらも、伝統衣装と踊りを楽しんでいました。 鑑賞の時間は、美しく、優雅な踊りにうっとり。来場者のほとんどは、クメール舞踊をみるのは初めて!と仰っていました。日本で滅多にみることのできない踊りを多くの方に楽しんで頂きたいと思い企画して、嬉しいことに40名近くの方に楽しんで頂くことができました! おわりの言葉として、めぐみ幼稚園の園長先生は「お互いの嫌なところ、憎いところを見つけることはとても簡単で、人の素敵なところ、愛すべきところを見つけるのは実は難しい。今も様々な場所で近隣国や近隣地域との争いを続けています。そうした中で、今回のイベントは本当に小さな一歩ですが、異文化を知り、理解し、好きになる一歩だったのではないでしょうか」と、日本語、さらに英語でも語りかけて下さいました。 様々なご協力により、素晴らしいイベントとなりました。 本当にありがとうございました! カンボジアのダンサーは、 今回 の小野田講演を皮切りに、 10 月 27 日まで全国各地でダンスを披露します。 是非、各地の講演情報もご確認下さい! https://www.p-alt.co.jp/index.php/ming/2019khmerdancetour/ ちなみに、カンボジアのダンサーチームは、楠クリーン村の仕事仲間たちです! 日頃はカンボジアの農村でカシューナッツを中心に生産し、村の仕事づくりに勤しんでいます。 楠クリーン村の商品「おくるみカシュー」に使用しているカシューナッツは、こちらのカンボジアの仲間たちが作ったものですので、機会があれば、ぜひお試しください! https://kousa

山口県の山奥で

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夏休みのインターンシップで2週間参加した青柳君の原稿です。山口に住む友人からの誘いで、埼玉から参加してくれました! 「山口県の山奥で、自給自足の暮らしを体験してきました。太陽とともに目覚める朝、夜は現地に暮らす職員の方々と酒盛りをしながら語り合う日々。新たな畑を耕し、鶏から卵をもらい、野菜や果物を加工することで毎日は過ぎていきました。日々頭上を照らす満点の星と、足元を照らす風呂焚きの炎とが、いつも心を満たしてくれました。」 夢のような暮らしだと思われただろうか。楠クリーン村で体験したことを一言でまとめれば、上のようなことになる。 しかし実際楠の暮らしで僕が得たものは、夢物語よりむしろはるかに地味な、地に足を着けるためのナニカだった。楠の日々を終えて東京に戻った僕は、夢よりもむしろ現実への危機感を持った。『突然山奥に暮らして、何を感じ取ったか。』これをテーマに14日間の就業体験を振り返っていく。 楠の一日は長い。朝は6時半から作業を開始し、掃除・家畜の世話・商品加工や開発・農作業と作業内容は多岐にわたる。僕含めインターン生はいずれかの作業に割り振られ、夕方、日が沈むまでスタッフとともに汗を流す。昼食も夕食も自炊で、持ち回りの担当が来るたび、とれたての野菜やコメを調理する。その間に同伴するスタッフは作業や都合によってその都度変わるが、その誰もが言葉で、あるいは姿で、本当にたくさんのことを語ってくれる。  楠には5人のスタッフが常駐している。5人はそれぞれ、製造担当・農畜全般・商品開発・デザイン・営業・渉外等のように違う役割を持っている。つまり誰かが休みの日はその持ち場の作業は進まない。誰もがプロで、替えが利かない。替えが利かないところにはプライドが生まれる。それぞれが自分だけの知識や得意分野を持ち合わせていて、5人がチームとして日々、融通の利かない「自然」と向かい合っていた。 そんな楠の暮らしの中で一番に感じたのは、学校と仕事の現場にいる人との大きなギャップだった。なんてことはない、学生が社会に出て初めて出会う感情の定型文のようなもの。しかしインターンシップの後半はこのことばかり、狂ったように考えていた。「自分はまだ学生で、ここにいる人たちは大人で、自分のできないことが目の前に次々出てくる」。楠という特殊な環境で、外から見たら一見自由なライ

静かにそっと美しい楠の日常

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夏休みのインターンシップで2週間参加した、山口大学・竹添さんのレポートです! 山大生が中心となって企画した「地域MIRAIサミット」での出会いがきっかけで、参加してくれました! 楠クリーン村で過ごした二週間は、とっても温かくて、非日常で、ここにしかないインターンシップでした。 特に私が心惹かれた楠の魅力について、お伝えしたいと思います。 まずなんと言っても、自然の美しさです。その中でも特に印象的だった炎と空について。 楠では薪でお風呂を焚きます。薪に広がる炎のその動きは予測不可能で、その美しさに心を奪われ気付けば二時間近く見とれていました。踊る炎の美しさ、崩れ落ちる炭から飛ぶ火花、パチパチと響く薪の音、その全てにどうしようもなく心惹かれ、全身で焚き火の素晴らしさを感じました。炎を見ていただけで疲労感も忘れ、満たされたのを強く覚えています。 そして、空です。楠で見る空はいつもより近く大きく、空の一部分を遮る建造物もありません。農作業を終えふと頭上に広がる空を見上げた時に、頭と心がさっぱり洗い流されたような爽快感をおぼえました。 どちらも、私が見ても見ていなくても静かにそっとあります。誰にも誇示することなくいつも美しい、そんな自然の魅力に気付くことができました。 次に毎日新しい体験ができることです。楠での生活は「自分にはこんなこともできるんだ!」の連続です。効率を求めて何でもお金で解決できる時代に、お金で買えない幸せや経験が溢れています。 早朝の草取りから始まる様々な農作業は心の底から楽しかったです。わくわくしすぎて、種芋を植えながら気付けばニヤついてしまっているなんてことも(笑)掘り起こした時の土のにおい、少し湿った感触。自分が暮らしの生産性に携わっている、誰かの役に立てている実感、今まで感じたことのない達成感に包まれました。 【右が、原稿を書いてくれた山口大学の竹添民さん。左は同時期に来ていた立教大の青柳君】  3つ目はスマホが必要ないということです。日常生活では毎日スマホに触れているのにどうしてだろうと考えてみました。例えば私は疑問が浮かんだ時、いつもはすぐにスマホで検索しますが、ここではとても詳しい人が目の前にいるので、疑問に思ったことを直接聞くことが出来ます。その答えは的確にして深淵で、示唆に富んでいて興味が尽きません

クメールダンスイベントin小野田めぐみ幼稚園

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日頃から一緒に仕事をしているカンボジアの仲間たちとイベントをすることになりました。 彼女たちの来日の目的は「クメール舞踊」の発表会。 一度見たら、忘れることのできない美しい踊りです。 いつもは、カシューナッツの生産・加工・輸出や商品開発を手掛ける村の若者たちですが、その傍ら伝統舞踊継承のために日々練習をしています。 日本では滅多に見ることができない踊り。是非、ご来場ください! ~クメール舞踊とは~ カンボジアの古典舞踊は、 9 ~ 15 世紀に繁栄したアンコール朝を起源とすると言われています。アンコール時代、舞踊は神に捧げる奉納芸能であり、踊り手は人間と神の媒介の役割を担っていました。 14 世紀アンコール王朝がタイのアユタヤ王朝に敗れたことにより、この古典舞踊の黄金期は終わり、舞踊教師と踊り手たちはタイに連れ去られてしまったと碑文に残っています。 19 世紀にタイとカンボジアに伝えられていた宮廷舞踊とを融合させ再興されるものの、内戦時代に突入するとポル・ポト時代の 3 年半の間、実に 9 割とも言われる古典芸能従事者が殺され、カンボジアの伝統芸能は再び破壊されました。終戦後、生き残った数名の指導者により復興の試みが始まり現在に至ります。 お問い合わせ・お申込は、楠クリーン村の高田までどうぞ! e-mail : jikyu-club@shakai-kigyo.net Tel :0836-67-1700 または、080-5802-4705 ***************************** Thank you for your interest by 楠クリーン村

2019年産のお米、収穫中です!

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本日、販売用のお米が収穫完了しました! 試食会で味見をするまで、安心はできませんが、それでも今年もお米が無事収穫できたことに感謝感謝。 残るは、自給用と、飼料用米(鶏用のお米)ですね。 今年は初めて、苗代で育苗をしました。苗代=なわしろ。 聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。 日本の伝統的な育苗方法です。 田んぼの土に水をはって、その上で稲を育てるというのが基本スタイルで、稲が強く育ちます。 ただ苗代そのものを準備するのが大変かつ手間がかかるので、苗代育苗を選ぶ人が減っているのが現状です。 私たちもここ数年、なるべく手間をかけぬよう試行錯誤してきましたが、今まで取り入れていた「プール育苗」も様々課題があったので、今年は苗代育苗を取り入れてみたというわけです。 初の育苗は、問題なくうまくいったので、まずは安心して田植えをすることができました。 ちなみに、育苗=いくびょう。文字通り、苗を育てることです。 農業を始めた頃「いくびょう」って、何のことか全くわかりませんでした。 田植え後は、ひたすら水の管理と雑草対策。 雑草対策としては、例年通り米ぬかを撒きました。 米ぬかが分解される際に有機酸が出て草を抑える効果があります。 昨年はそれなりに成果が出て来ましたが、今年は水稲の大敵、コナギが結構発生してしまった…。 特に田んぼの、外側。外側は日当たりが良いので、ボーボーに。 よくよく調べたら、米ぬかはコナギに効き目が薄いようで…。 来年の課題は、米ぬか除草も活かしつつ、コナギが出てきたら早めに除草機をかけることで対応しようと考えています。 こんな風に、何かしらトラブルはありますが、年々トライ&エラーを繰り返して蓄積されていっている実感は、あり。 ちなみに、楠クリーン村のお米はコシヒカリ&レンゲ肥料(農薬・化学肥料不使用)による栽培です! お味や、如何に。 最後に、6月頭の田植え時の写真。 山口大学の学生さんです。 田植え機で植えた後、抜けた場所に捕植する作業の様子です。 ***************************** Thank you for your interest by 楠クリーン村ブログ

宇部の観光ガイド本「まるっと宇部Vol.2」掲載!

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9月13日より、販売開始です! 宇部の観光ガイド本「まるっと宇部 Vol.2」に楠クリーン村を取り上げて頂きました。 おもしろき人々&企業のページ、探してみて下さい! こちら、宇部のガイド本、第2弾。 確か第1弾は、2年程前に発行。宇部市内のコンビニや本屋で販売されていました。 第1弾が好評だったということで、第2弾の制作が決まったそうです。 宇部って、何かあったっけ?と思う方、どうぞご覧ください。 馴染みのあるお店から、最近オープンしたお店も~。観光する人にもおすすめですが、個人的には宇部市民こそ見てほしい~。そんな1冊です。 ***************************** Thank you for your interest by 楠クリーン村ブログ