流されるばかりじゃなくて、自分の道を自分で決定して、歩いていく

この春休み、山口県内や関東からのインターンシップ生でに賑わっています。
2月1日から29日まで、1か月間インターンに参加した、山口大学・岸田さんの感想が届きました!
是非、ご覧下さい。
---------------------

 楠クリーン村で過ごした1ヶ月間は、私にたくさんの変わるきっかけをくれた。

 インターン前とインターン後で、変わったことを4つピックアップして書いていこうと思う。

 まず1つ目。
 「なんで?」を追求して考えを深めることが少しだけできるようになってきた。
 インターン中、「なんで?」を追求する楠のスタッフの方や、他のインターン生に囲まれて、周りの人から「なんで?」を突っ込まれてばかりいた私も気づけば「なんで?」を追求するようになっていた。
 一つの文章からたくさんの「なんで?」が浮かんで、その「なんで?」について考えることは、自分の奥底に眠っていた言葉を引き出してくれる。考えることが、前よりも楽しくなった。



 次に2つ目。
 自分の身近なところに溢れる「当たり前」を一つ一つ見直そうと思った。
 インターン中、社会を自分が生きている場所だときちんと考えていなくて、自分と社会を切り離して考えているというのを、指摘して頂いた。
図星だった。
自分が目を背けてきたことそのものだった。
 私にとって、社会とは、とても規模の大きなもの。けれど、実は自分の身近なところから考えられることはあって。
例えば、電気ストーブ、掃除機、洗濯機などの電化製品。便利だと思って何も考えずに使っていたけれど、使えば使うほどエネルギーを消費して、それが結局は地球やそこで暮らす動物・人間の負荷に繋がっているかもしれない。


 そんなふうに、当たり前のように過ごしていた日常を見直してみると、「あ、ここ変えられるな」というところがたくさん見えてくる。一気に全てを変えるのは簡単なことではない。けれど、夜はなるべく早く寝て、朝早く起きて、電気がいらない明るい時間にやるべきことをするとか、少しずつ変えられるところから変えていこうと思う。

 最後に3つ目。
 私にとって、一番大きく、一番嬉しい変化。
 自分の進みたい方向を見つけたこと。
 最近、卒業後一年は資格の勉強とバイトをして過ごそうという考えから就職をしようという考えに変わった私は、どんな場所で働きたいか、全くそういうものが自分の中になかった。
インターン前は、就職活動を始めるのが周りよりも遅かったことからくる焦りもあり、大学時代に出会った、卒業後も関わっていたいなと思う場所に隙間時間を利用して行くために、エリアは山口で、大学では会計関係の勉強をしていたから、職種は事務でいいかな、となんとなくで進む方向を決めようとしていた。
 その考えを変えるきっかけとなったのは、楠のスタッフの方や、他のインターン生との出会い。
私を、大学に行って、就職活動をして、卒業後すぐに就職をして、という囚われた狭い世界から、卒業後すぐに就職しなければいけないというルールはないし、もっと選択肢を広く持っていいんだよ、と広い世界に連れ出してくれた。
 それが、勉強だけじゃない、様々な体験を子どもたちと一緒にしたいという、私の進みたい方向に繋がった。



 これらの3つの変化から、私は、「流されるばかりじゃなくて、自分の道を自分で決定して、歩いていこう」と思った。
 「なんで?」を追求することで自分と向き合い、もちろん、時には人にも助けられながら。
そして、自分の知る世界を広げ、選択肢を広げることで、囚われた狭い世界でなんとなく流されるのではなく、さらに広がった選択肢の中から。
自分の道を自分で決定する。
ギリギリまではみんなついてきてくれるけれど、最後の一歩を実際に踏み出すのは自分自身。
 日常に戻ったからと言って、前の自分に戻るのではなくて、楠のインターンで得た「知識」や、人との会話の中で得た「言葉」という名のメガネをかけて、毎日を過ごしていこうと思う。

 最後になりましたが、関わってくださった全ての方々、本当にありがとうございました。



山口大学 経済学部経営学部 3年
岸田 彩花

コメント

このブログの人気の投稿