地域MIRAIキャンプレポート!

10月12~13日、楠クリーン村にて地域MIRAIキャンプを開催しました。
いつもと違う日常を覗く旅。当日の様子とそこから生まれた新たな展開を、山口大学・建築学科の前田君がレポートしてくれました。



もはや、記憶も曖昧でいつのことだったか記憶も確かじゃないのだけれど、「手伝ってあげてくれませんか。」という声かけを頂いて、迷う間もなく即答で「いいですよ。」といったところから始まった僕の地域MIRAIサミット。
当初、本番の会場設営が、女の子だけ(最初は運営が女の子だけでした)だと大変だと思うから。と、部分的なお手伝いをするはずだったのが、気づけばかなりしっかり関わってる状態で「あれ?」と、思ったのをよく覚えています。
さて、そんな地域MIRAIサミットのなかで、有難いことに化学反応を発生させて発足した『地域MIRAIキャンプ』実は、集中講義で非常に土日休みがなくなりやすい私は参加できない予定でした。(安全を選んだというのもある)

そんなある日、自分がお手伝いさせていただいたお米の試食会があるという事で足を運んだ楠クリーン村で、運営のレイちゃんから直に誘われ、そのタイミングで集中講義がないことを確認し、参加を決定させていただきました。
元をたどれば、地域MIRAIサミットのお手伝いをしていなければ無かった機会で、さらに、田植えをしなければ無かった試食会で、参加しなければ会うこともなく、誘われる機会もなかった地域MIRAIキャンプ。
たくさんの、決断と偶然の上に成り立っていたのだなあ。と、思い返すと沁々思います。

さて、そんな色々に恵まれて参加した地域MIRAIキャンプ。最近の行動の例にもれず、やはりカメラマンとして動いていた私でしたが、記憶に間違いがなければ、おそらく初めて運営というわけでも、頼まれたいたわけでもないカメラマンでした。ひとえに、柔軟に動いてくれた運営の皆さんのおかげだなぁ。と思っております。まことに感謝。(おそらく、他の参加者さんたちも文章を書いてくれるので、カメラマンとして書いていこうと思います。)

楠に着いて、まず初めに行った畑作業。畝と畝の間って、結構くぼんでいるので、見つからないように写真を撮るにはぴったりだったりするんです。笑 
もちろん、自身も鍬やスコップを持って作業しながら、タイミングを見つけてひたすら隠れたり先回りしながらの撮影。有難いことに、プロみたいだね!との声もいただきました。実は私、今年の1月に買ったばかりなんですが。笑
ファインダー越しに、本当にたくさんのいい顔を見せてもらいました。カメラマンの役得です。



1日目の最初、なんだかぎこちなかったり、かたかったりしたみんなも、一日が終わり晩御飯のころにはすっかり打ち解けて、各々めちゃくちゃ濃い話をしていたように思います。自分も、撮ることを忘れて、建築の話を語りあってました(笑)



そんな感じで、語り合った結果として生まれた、私が今とてつもなくやりたいこと。あまりにワクワクして仕方がないので、先約取ってきました。「楠で来夏インターンさせてください。研究させてください。」と。
研究内容は、「自然素材だけを使い、エアコンなどの空調機を前提とせず、快適に生活することのできる家を創る」という事。
私には野望がある。「今の住宅に関する、固定観念を破壊する事。」その一手段である。
エコやSDGsなどと叫ばれているが、その実、先進国の中ではあきれるほどにその浸透率も意識も低い。
もし、夢見事のようなこの研究が成功し、実を結んだなら、本当に住宅事情が一変するのではないか、と、ワクワクしている。

楠クリーン村はそんなワクワクを与えてくれる場所。ワクワクするきっかけをくれる場所。子どもに戻れる場所。明日と明後日が入れ替わっても、何も気づかないような毎日に飽きて辟易した時に、固まった価値観を破壊してくれるところ。
○○してくれる。と書いたけれど、正確に述べると、そうしたいと考えている自分を後押ししてくれる場所である。
己に、社会に、世界に疑問を持ち、己の足で歩き始めたところから世界が変わる。誰かが決めた道じゃない、己で決めた道を歩き始めた時から、楽しくなってくる。悟り世代だなんていわれる大学生世代だけれど、悟るにはまだまだ世の中を知らなさすぎる。もっと世界は広いのだ。知らないことは多いのだ。若者よ、動け。まだ、世界は絶望に満ちてはいない。

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