楠クリーン村の体験実習を終えて

いつも直売所で卵を購入して下さっている常連さんが、社会人インターンシップとして訪れてくれました!3日間の体験レポートです。



3日間、大変お世話になりました!他では味わえない貴重な体験をさせていただきました。
 
 まず驚いたことは、たった5人のスタッフさんで広大な農地の管理と、生産・加工・販売、養鶏をこなしていらっしゃることでした。役割分担がきちんとされているとはいえ、一人ひとりの仕事の量や責任の重さに驚きました。特に今は炎天下での作業も多く、体力も必要とされます。それに加え、家や事務所にはエアコンなんてありません。電気も自家発電で賄っています。自分の家も自分たちで建て、可能な限りの自給自足生活をされています。私は、家を自分で建てようなど考えたこともありません。お風呂のお湯を薪で沸かすなんて、昔の話だと思っていました。自分の今の生活がどれだけ何かに頼って成り立っているか、考えさせられました。自分たちの便利さよりも、自然に優しい生活をされている姿、考え方に感銘を受けました。



 私は、主に3日間、今井さんの農作業のお手伝いをさせてもらいました。茶畑や野菜畑の草取り、じゃがいも畑の畝作り、種まき、果樹の苗木植え、鶏卵集め…などなどたった3日間で盛りだくさんの内容を、丁寧に教えてくださいました。
野菜は、水をあげればよいというものではなく、乾いた状態も与えながら潤いを与える、時に厳しく時に甘くという、まるで教育と同じような視点が大事と知り、興味深かったです。苗木については、よりおいしい果実を育てるために、2種類の木が接ぎ木されていることも学びました。様々な工夫がされて、よりおいしい農作物が育てられていることを知りました。私がいつも購入させてもらっている卵は、集めた後、表面の保護膜を壊さないよう丁寧に汚れが取られ、出荷されていることを知りました。
書き尽くせないほどの多くのことを学ばせて頂きました。自然に近い形での生活をしてみて、日頃の生活の便利さ、有り難さに気付くことも多かったです。私は、ここに来る前、自然の中で生活することの良いところしか見ていませんでした。しかし、その考えの甘さに気付き、反省しました。お金さえ払えば、食べ物が簡単に手に入る今の生活の方が楽です。ここの人たちは、そうではなく自分の力で生み出す価値を大事にし、努力されています。私には今すぐは難しいですが、将来的に少しでもここの生活をお手本にして取り組むことのできる人になりたいと思います。
ここの人たちがとても好きになったので、とりあえず私は、よき消費者としてかかわっていきたいです。これからも、楠クリーン村さんを応援しています!また遊びに行きます!


                       篠田 奈津美(社会人インターン)

コメント

このブログの人気の投稿

シイタケ栽培の話